任意整理後に自己破産をする

任意整理をしても、月々の返済が支払えずに自己破産に移行するケース!

任意整理後に支払いを2カ月以上滞納した場合、和解契約は無効となる

実は任意整理をされた方の約3割は返済計画での返済を最後まで完済できず、途中で挫折して自己破産に移行しています。

 

任意整理の和解契約書の多くは、返済を怠ったときの条項が記載されています。例えば、「2回以上返済を怠り、延滞額が毎月の支払額の2回分以上になったとき、期限の利益を喪失する」というような文言です。

 

任意整理では2カ月以上滞納してしまった場合、期限の利益を失います。つまり、2ヶ月間支払いを延滞した場合、任意整理の分割払いの権利を失い、一括払いしなければいけません。

 

整理中の3年〜5年というのは期間は短いようで、様々な出来事があるものです。支払に行き詰ったら任意整理の権利を失ってしまうのです。

 

なぜ任意整理が途中で失敗してしまうのか?

任意整理を途中で失敗してしまう原因は以下の3つです。

 

@そもそも任意整理の返済計画に無理があった

債務整理に強い弁護士に依頼すると、どの消費者金融はどこまで減らせるとか、前例でどのような計画を立てれば債務者は完済できるとか、過去のデータを持っているものです。
そういった弁護士に依頼すると、相談の段階で任意整理が可能か不可能か判断がつき、可能な場合にのみ任意整理をしてくれます。
債務整理専門外の弁護士に依頼した場合、そういったデータがありませんから、無理な計画を立ててしまうことがあります。
たとえば、毎月の支払い可能額をすべて返済に充てて、娯楽を一切抜きの計画を立てた場合、3年あるいは5年の間、娯楽ゼロの生活を続けられるはずがありません。
人間やはりどこからで息抜きも必要ですから、ストレスが溜まって、かえって健康を損ねたり、浪費に走ってしまいます。
2カ月以上の滞納で返済計画は破たんしてしまいますから、毎月1カ月〜2カ月の返済金くらい余裕がある状態を作っておく必要があります。

 

過去のデータを数多く持った弁護士に依頼し「無理のない返済計画」を立ててもらうことが一番大事です。

 

Aギャンブル依存症

任意整理をする人の中にはパチンコや競馬などギャンブルが原因で借金を作った方もいます。そういった方は注意が必要です。
任意整理をすると、借金は減額され以前よりも生活に余裕が出てきます。ちょっとした娯楽にお金を使うのは問題ないのですが、ついギャンブルにまた手を出してしまうケースです。
ギャンブルには依存性があります。つい返済すべきお金に手を付けてしまったという事態だけは絶対に避けなければいけません。

 

B突然の病気やリストラ

大きな事故や病気、突然のリストラなどで収入が確保できなくなってしまうケースです。
任意整理では長期的な支払いが不可能になってしまった場合、失敗となります。
個人再生など裁判所を通した手続きでは急な病気やリストラは救済処置が用意されているのですが、任意整理ではそういった手続きではないため、返済計画は破たんしてしまいます。
この場合、任意整理は断念して、自己破産に移行することになります。

 

任意整理後に支払いが遅れた場合どうなる?

任意整理後に滞納しそうなときは必ず事前に担当の弁護士に連絡を入れるようにしましょう。

 

具体的な状況を説明して、具体的にいつなら支払いができるか伝えます。今月分は支払えないけど来月になら支払える、という場合には、任意整理の和解契約を無効にすることなく返済を続けられます。

 

はじめから自己破産をするのも一つの選択

任意整理で、毎月何万と返済を続けていても、途中で支払いを続けらえなくなって結局「自己破産」に移行するケースがあります。

 

最初から自己破産を選択しておけば、任意整理に必要な着手金や成果報酬金などの弁護士費用の支払いや債権者への支払いをすることもなく、それらのお金を自分のために使えたのに、というケースがあるのです。

 

実際、任意整理は絶対にうまくいくという保証はありません。過去にそういった債務者を数多くみてきた弁護士なら、最初に自己破産のことについても説明をしておく方もいます。

 

借金の解決方法は任意整理だけではありません。無理のある返済計画を立ててまで任意整理をして途中で無効になるなら、自己破産も一つの手段であると頭にいれておく必要があります。

 

任意整理後の自己破産は可能?任意整理後の自己破産の注意点!

自己破産の手続きでは免責を受けてはじめて借金が全額免除になります。

 

自己破産は免責不許可事由に該当すれば、自己破産の申立てをしても借金が免除されないということです。たとえば、ギャンブルが原因で多額の借金を作ったケースや不正行為があったケースでは免責はおりにくくなります。

 

また、任意整理の支払いが滞れば、貸金業者が差し押さえをかけてくることもあります。支払いが滞っている状態であれば、早めに専門家に相談する必要があります。

 

自己破産とは?メリットとデメリットまとめ

 

任意整理後の自己破産まとめ

・任意整理後の返済を2か月以上滞納してしまうと一括支払いを求められ、和解契約は無効となる

 

・任意整理の計画を最後まで返済し終えるためには債務整理に強い弁護士に依頼し「無理のない返済計画」を立ててもらうこと

 

・任意整理から自己破産に移行すると、任意整理費用だけでなく自己破産費用もかかり、結果的に費用や時間を多く費やしてしまう

 

・任意整理をしたが途中で、支払いができなくなり断念したケースがある。無理な計画を立てて途中で断念するリスクがあるなら、最初から自己破産を検討するのも一つの選択

 



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