任意整理しても携帯電話は使える?

任意整理後は携帯電話は問題なく利用できる?

任意整理後の携帯電話やスマートフォンの利用について「現在の契約はどうなるのか?」「新しく携帯会社と契約できるか?」「機種変更の分割購入はできるか?」について解説していきます。

 

現在利用している携帯電話(スマホ)の契約はどうなる?

結論から言うと、任意整理をしても現在利用している携帯会社との契約はそのまま継続できますし、分割払いの携帯本体もそのまま払い続けられます。

 

任意整理後も問題なく携帯電話(スマホ)を継続して利用できます。任意整理では交渉する借金先を自由に選択できます。そもそも通信料金だけを毎月支払っている場合は「借金」ではありませんし、全く問題ありません。

 

中には携帯本体は分割支払いでローンのように支払っている方もいるかと思います。そういったケースでも任意整理の対象から外すことでそのまま分割支払いを続けられます。

 

任意整理後、携帯電話の新規本体は分割購入できないので注意が必要

最近の携帯電話(スマートフォン)は新規機種ですと8万円以上し、多くの方は2年間での割賦契約をしているのではないでしょうか。

 

割賦契約とは、「月々の通信料金(電話料金)」と「新規本体の価格」を合わせて2年契約で毎月の支払額を支払うプランです。ようは、「携帯(スマホ)本体の価格」と「通信料や通話料」を合算して月額払いをする、ローンの支払いのようになっているのです。

 

任意整理をすると信用情報機関に事故情報が5〜8年間載ります。この期間はブラックリスト入りするので新しい借金が作れません。ローン支払いができないのです。

 

ですから、任意整理後は新しく「割賦契約」ができないことになります。ただし、「携帯電話が使えない」ということではありません。毎月の「通信料金(通話料金)」をきちんと支払いさえすれば携帯は利用できます。

 

割賦契約はできないので、新規の携帯本体は一括購入する必要があります。それか、本体は中古品で購入するかです。

 

本体の中古品はヤフーオークションで8千円〜1万円で販売されています。価格コムでも販売されています。ブックオフなどでは値段が高くなりますが、1万円〜1万5千円で店頭でスマホの中古品が販売されています。

 

価格コムでは、中古品でも質問やレビューが載っていますし、粗悪品は扱っていないので、価格コムがよいかと思います。そこでSIM対応した機種を購入すればよいです。

 

任意整理後に携帯会社(例ドコモ、AU)と新しく契約できる?

任意整理後も問題なくドコモやAU、ソフトバンクなどの携帯会社と新しく契約することが可能です。

 

新規契約自体は問題なく行えます。ただし前述した通り「割賦契約」はできません。

 

契約する場合は通信料金や電話料金を毎月支払うというプランになります。携帯本体は一括購入かそのSIMに合う中古品を購入することになります。

 

 

 

格安SIMという方法

格安SIMでしたら月額2000円程度でスマートフォンが利用できます。たとえば楽天モバイルですと、楽天VISAデビットカードを持っていれば利用ができます。楽天VISAデビットカードはブラック期間でも問題なく作ることができます。

 

楽天モバイルでは3GBで月額1500円です。5分間何度でも電話かけ放題オプションをつけても2500円です。

 

回線は昼だけ混みますが、多少もたつくくらいで、普通に利用する分には問題ありません。端末は契約と同時購入で8千円くらい新規のスマートフォンが購入できます。任意整理中でも問題なく利用できるサービスになります。

 

任意整理と携帯電話まとめ

・任意整理をしても今の契約はそのまま継続できる。ただし任意整理後は新しく割賦契約はできないので、携帯(スマホ)本体に関しては新規一括購入か中古で購入する必要がある