借金を完済する

250万の借金を2年で完済した時の独身男の家計簿を公開

今回は私が総額250万円の借金を2年で完済した時の家計簿を公開します。また、完済するための3ステップについても言及しています。

 

250万円の借金を完済した時の家計簿を公開

借金状況

消費者金融から3社と銀行のカードローンから1社借りていました。借金の合計は250万円です。

 

・A社(年18%)50万円
・P社(年18%)50万円
・L社(年18%)50万円
・銀行(年12%)100万円

 

当時はそこそこよい会社に勤めており年収も高かったです。ですから、消費者金融や銀行のカードローンで借金を作りまくってしまってました。当時は気が大きくなっており、どうせすぐに返せるだろうという甘い考えがあったと思います。

 

人間関係で退社し、鬱気味になり、その後数年は派遣社員として働いたのですが、毎月5万円の返済が重くのしかかり、司法書士に任意整理を依頼しました。この4社からの借金は長く利用していたこともあって、任意整理の手続きができました。

 

依頼したのは司法書士さんで全国対応の事務所です。面談は一度、それ以外は電話やメールでの打ち合わせでした。

 

何度も顔を合わせて面談するよりはやはり電話の方が精神的に楽でした。借金をしたという後ろめたさがあったので。任意整理をして将来利息をカットしてもらって、毎月の返済が5.2万円になりました。

 

これを毎月返済していけば4年で完済ということです。その後はあとで説明するかなりキツイ家計簿に変更して、毎月支払っていきました。結果的に繰り上げ返済を行い、2年で完済することができました。

 

ずっと借金の重圧と利息が増えていく不安感があったのですが、そこから解放されたのはとても大きかったです。

 

1ヵ月分の収入と支出
1ヵ月分の給料(手取り) 220,000円
1ヵ月分の支出 −112,200円
手元に残るお金 107,800円

 

1ヵ月分の家計簿
家賃 25,000円
食費 25,000円
電気 3000円
水道 3000円
ガス 3000円
携帯電話 2500円
インターネット料金 3500円
生活日用品 3000円
被服代 3000円
交際費 20,000円
娯楽費 5000円
国民年金 16200円
合計 112200円

 

上記が家計簿になります。借金返済期間中は貧乏な暮らしをしていました。独身の男なので住む場所にお金はかけなくてよいだろうと考え家賃2万5千円のマンションに住んでいました。

 

たとえば家賃は収入の1/3〜1/4がよいという情報がありますが、あれは嘘だと思います。賃貸管理会社が作り上げた情報なのかと思っています。家賃が安ければ安いほど手元に残るお金は多くなりますから、家賃がより安い物件に住んだ方がよいに決まってます。

 

トイレと風呂が一緒で日当たりがよくないワンルーム(13m2)の部屋でした。ただ鉄筋コンクリート造だったので隣人の音が全く聞こえませんでした。日当たりが悪くかなり狭かったですが、騒音がなかったので何年も住み続けられました。

 

賃貸ではどんなに賃貸料金が安くても必ず鉄筋コンクリート造にしていました。騒音だけは耐えられなかったので。

 

とにかく部屋が狭いので、モノを買えばすぐに座る場所がなくなるという感じでした。ですからかえって大きな買い物をしなくなりました。

 

ご飯は平日はワタミの宅食を頼んでいて、ボックスに毎日届けられるのでそれを食べていました。1食600円くらいだったと思います。

 

土日は友達とたまに飲みにいったり、スーパーの半額弁当を漁ったりです。ご飯は美味しいものを食べたかったんで、食費はわりと多めにとっていました。

 

電気水道ガスは日中は家にいないのでそんなかからなかったですね。携帯電話は格安SIM(楽天モバイル)を使っていて、3GBで5分間何度でもかけ放題サービスで月額2500円くらいだったと思います。

 

回線はドコモですから、特に不便になることはありませんでした。北海道で売っている白い恋人も東京の物産展で売っている白い恋人も味が同じように、ドコモ回線も楽天モバイルの回線も、同じドコモのLTE回線ですから、速度に違いはありません。

 

契約と同時購入でスマートフォンの端末が3000円くらいで買えたんで、端末はずっとそれを使ってました。

 

家にWIFI繋いでいたので、特に不便を感じることはなかったです。フレッツ光のマンションタイプは月額3500円くらいでした。とても安かったです。日用品や服も使えなくなったら買い足すという感じで、殆ど家にあるものでまかなっていました。

 

娯楽といえば、友人との飲みかネットですね。ネットで無料のゲームアプリだったり動画漁りをしていました。美容には興味なかったんで、2000円くらいで買ったバリカンで自分で髪のカットしてました。髪と顔は薬局で売っている固形石鹸で洗ってました。

 

交際費は一応学生時代の友達とたまに飲みにいくんで、そのお金だけはちゃんと用意していました。正直本気で借金返済生活を考えるなら交友関係を広く保つのは困難だと思います。冠婚葬祭もありますし飲み会のお金も必要です。やはり友人とは昼のランチよりも夜飲みに行くことの方が多いと思いますが、夜の外食は本当にお金がかかります。

 

交通費は0円に近かったですね。駅から歩いて10分くらいの場所だったんで、遠出する時は電車ですが、基本は自転車でした。

 

引っ越した時に2万円くらいのイイ自転車を買ってたんで、それで職場まで行ってました。国民年金は猶予が通らなくて結局毎月勝手に引き落とされていました。

 

こんな生活をしていたらイヤでもお金は貯まっていきました。

 

給料が入ったらすぐに仕事の昼の休憩中にATMにいってそれぞれ債権者にお金を振りこみました。予め振込先は登録していたので、振込みに時間はかかりませんでした。事務所と相談して、事務所に代理で任意整理の支払い分を毎月引き落としてもらうようにもできたのですが、そうすると手数料が1社あたり千円かかると言われました。振込先は4社ありますから毎月4千円です。これを1年間しただけで4万8千円もかかってしまいます。これだけ節約生活しているのにこんなとこでお金を使うわけにはいかず、代理引き落としは断って毎月自分で振込みをしていました。

 

給料が入った日に必ず任意整理分は自分で振込みをし、あとは残されたお金で1ヵ月生活するという生活です。「給料日に任意整理分の振込みは必ずする」ということを決めて、それだけは絶対に守るようにしていました。それさえ守れば滞納はしないと思ったからです。

 

それと同時にお金も貯まっていて、2年くらいしたら100万円ちょっと貯まっていたんで、それで一括繰り上げ返済をして完済しました。正直任意整理では利息は止まっているので早く返そうが返済計画通りに返そうが支払う総額に違いはありません。

 

ですが、早くこの借金の重圧から解放されたいのと、「もし急な出費が重なって2回以上延滞してこれまでの任意整理の返済が無駄になったらどうしよう」という気持ちから、結局繰り上げ返済をして完済しました。

 

任意整理では2回の延滞で契約が無効になると司法書士さんに言われていたんで、絶対に延滞しないことだけを考えていました。

 

滞納したら司法書士さんに支払った費用も今までの節約生活もすべてが無駄になります。滞納したら終わるという意識があったから、なんとか2年で完済できたと思います。

 

任意整理の手続きですが、これはかなりあっさりしていて借金返済で深刻になっていたのですが、緊張しながら初回相談をすると司法書士の方にあっさりと「任意整理しましょう」と言ってもらって手続きしました。その日のうちに取り立ては止まり、使っているクレジットカードを事務所に提出しました。

 

クレジットカード支払いをしているものは口座引き落としに変更するよう言われて変更しました。任意整理後5年はクレジットカードが持てないので楽天VISAデビットカードを代わりに作りました。もし借金をしている関連の銀行の口座があれば予め残高を空にしておくように言われましたが、もっている銀行口座はそれとは関係なかったです。

 

依頼時に着手金を払い、それから分割で司法書士費用は払いました。依頼から3ヵ月くらい経過してこちらから電話を入れると和解が成立しており、返済計画が立っていました。毎月の返済額と振込先が書いた紙を渡されたのであとはそれ通り毎月返済していきました。司法書士さんやその事務の方と会話をしたのは数えるほどで、しかも殆ど電話ででした。郵便物は一応事務所名を消して送ってもらいました。

 

 

借金完済までの3ステップ

借金を完済するには以下の3ステップで進めていくとよいです。

 

借金完済までの3ステップ

@それぞれの借金の「残高」「毎月の返済額」「年利」「1か月の発生利息」「返済日」の5つを確認する
A1ヵ月分の家計簿を見直す
B返済が困難な場合は債務整理を検討する

 

1.それぞれの借金の「残高」「毎月の返済額」「年利」「1か月の発生利息」「返済日」の5つを紙に書き出す

まずは現在の借金の状態を正確に把握します。借金には必ず利息がつくので、「1か月でどのくらい利息が付いているのか」をハッキリさせた方がよいです。借金を抱えている人の中で一体利息はどのくらい増えているのかあやふやにしている方がいます。あやふやのままの方が不安を感じやすいので、ハッキリさせた方がかえって気持ちはスッキリします。

 

この5つを紙に書きだして借金リストを作成してみます。1カ月分を毎月支払い、それでも余力がある場合は金利(年利)が高い借金から優先的に支払っていきます。

 

そのようにすると支払い総額を少なくすることができます。ボーナスが入ったら年利が高い借金から優先的に繰り上げ返済をします。「どの借金を優先的に払っていけばよいか」を知るためには、借金リストを作ることはとても大事です。

 

以下が借金リスト(3社から合計330万円の借金)の具体例となります。

A社(消費者金融)

残高は「70万円」 年利は「 年18%」 毎月の返済額は「17,775円」 1ヵ月分の発生利息は「10356円」 返済日は「毎月5日」

 

B社(クレジットカードリボ払い)
残高は「60万円」 年利は「年15%」 毎月の返済額は「17,500円」 1ヵ月分の発生利息は「7397円」 返済日は「毎月5日」

 

C社(銀行カードローン)
残高は「200万円」 年利は「年8%」 毎月の返済額は「40,552円」 1ヵ月分の発生利息は「13150円」 返済日は「毎月5日」


上記の例では1ヵ月の返済額の合計は「75827円」です。毎月この金額分は手元にないと返済は続かないことがわかります。この金額を基準として、今の返済を続けていける方は自力完済を目指す道となります。もし今の返済を続けていけない場合はあとで説明する「債務整理」を検討する必要があります。債務整理(任意整理か個人再生か自己破産)をすると利息を完全に停止させて元本分だけ3〜5年かけて分割返済できたり、元本分の大幅カットが可能です。

 

自力返済する場合ですが、上記の例の場合、A社が年18%と高いので、毎月返済しても余力がある場合(ボーナスなどたくさんお金が入った場合も)は、A社から繰り上げ返済をしていきます。繰り上げ返済をすると、その上乗せされた返済分はすべて元本に充てられます。

 

貸金業者が提示した返済計画通りに返済していたら利息は膨大になり、返済額はとても大きくなります。それぞれの業者に電話を入れると繰り上げ返済の方法を教えてくれます。とにかくお金に余裕がある時はマメに繰り上げ返済するのが好ましいです。

 

A社を完済したら次はB社(年15%)を優先的に返済していきます。C社は年8%と金利はそう高くないので毎月一定額返済していくだけで、優先的に支払う必要はありません。B社も完済したら最後はC社を繰り上げ返済します。

 

1か月に発生する利息の計算方法
・借金残高(円)×年利(%)÷365日×30=1か月(30日)に発生する利息額(円)
例)借金残高が50万円で年18%の借金の1ヵ月の利息は「50万円×0.18÷365日×30=7397円」になります。

 

 

2.1ヵ月分の家計簿を見直す

「収入(手取り)−支出=手元に残るお金」になります。手元に残るお金が多いと、その分多く借金返済に充てることができます。

 

収入を増やすといってもなかなかすぐには難しいと思います。転職の準備をしたり残業を増やしたりダブルワークを始めるといったことになると思います。

 

それよりすぐに始められるのが「支出を減らす」ことです。1ヵ月分の家計簿を出してみて、自分がどこにお金を使っているのか知るようにします。そして明らかに無駄な支出がある場合はカットしていきます。以下が家計簿の項目になります。

借金完済のための家計簿
・固定費・・・家賃、公共料金(電気水道ガス)、通信料、インターネット代、生命保険料、新聞代、車のローン、車の保険料、ガソリン代

 

・変動費・・・食費、生活日用品、医療費、教育費、交通費、被服費(クリーニング代など)、交際費、娯楽費


私が無駄な出費を減らすために心がけたことは「足りなくなった時だけモノを買う」ことと「デビットカードや銀行の明細をこまめにチェックする」の2点です。

 

たとえば服でも靴でも家電家具でも生活していく中で不便を感じない、足りている時はそのまま今あるものを大事に使うようにしました。たとえば家電壊れたりとかくつしたに穴が開いたとか、不足した時にだけ買い物をするようにしました。いまあるものを有効活用しようという考えでいました。

 

あとは「デビットカードや預金口座の明細のチェック」です。インターネットを使っていたり色々していると知らない間(忘れている)に勝手に知らないお金が引き落とされていることがあります。これは大抵昔入った有料サービスとか使っていないサービスなどが自動引き落としになっています。こういった無駄な出費を減らすため、こまめに明細をチェックして、いらないサービスはどんどん切っていきました。

 

ちょっとでも身に覚えてのない料金引き落としの記録があれば、それをチェックして、無駄な引き落としがないか厳しくチェックしました。もしギャンブルや浪費など大きな支出がある方はそれが借金の根本的な原因になっていますから、心を鬼にしてそれとは手を切る必要があります。

 

3.返済が困難な場合は債務整理を検討する

@とAである程度の返済計画が立つと思います。家計簿を見直せば「1か月に返済に回すことができる金額」がわかります。借金リストを作ればそれぞれの残高と1ヵ月の返済額がわかります。

 

この2つを確認した上で、明らかに自力では返済が困難(今の返済を今後も続けていくことが難しい)な場合は債務整理を検討します。

 

債務整理を取扱業務としている弁護士や司法書士に相談をすると、借金状況や経済状況をすべて把握してくれ、毎月返済可能な額まで借金をカットしてくれます。

 

任意整理をすれば利息は発生しなくなり、元本分だけを分割返済になります。それ以外にも裁判所を介することで大幅な元本カット(8割〜10割カット)が可能です。返済困難な場合は債務整理をして借金完済を目指します。