300万円の借金を返済する

300万円の借金の利息と返済方法!

借金300万円について

借金の額が300万円以上になると、多重債務をしている方が多いです。たとえば消費者金融やキャッシングで借金をしていたり、銀行のカードローンで借金をしていたり、リボ払いで借金を増やした方もいます。

 

貸金業者からだけでなく友人や親にお金を借りている方もいます。一度おまとめローンをしたが、それに失敗して借金を増やしたケースもあります。これらの複数の借金が重なって、結果300万円という借金になっているケースが多いです。

 

借金ができるということはある程度社会から信頼されているということです。300万円の借金をしている方は収入が良かったら安定した職に就いている方が多いです。

 

収入は十分あるのですが、お金の使い道で、ギャンブルにハマったりストレスで買い物依存症、医療費で多額の請求されたり、などです。稼ぐ力は十分にあるのですから、300万円の借金の返済方法は基本的に「支出を抑えた生活をする」ということになります。

 

入ってくるお金は十分にあるのに、出ていくお金が多すぎるから借金が増えている状態です。もし収入と借金のバランスを考えて自力では返済できない場合は債務整理で借金整理をします。

 

今回は300万円の借金の発生利息のシミュレーションと返済方法について解説していきます。

 

借金300万円の1か月に発生する利息はどのくらい?

1か月に発生する利息の計算方法は以下の通りです。
・借金残高(円)×年利(%)÷365日×30=1か月(30日)に発生する利息額(円)

 

借金300万円をそれぞれの年利で利息をシミュレーションすると以下のようになります。

 

・借金総額が300万円で年14%の場合は1か月に支払う利息は3.5万円
・借金総額が300万円で年12%の場合は1か月に支払う利息は3万円
・借金総額が300万円で年10%の場合は1か月に支払う利息は2.5万円
・借金総額が300万円で年8%の場合は1か月に支払う利息は2万円

 

借入額が100万円以上になると年15%未満の利息しかつかないようになっています。借金総額が300万円になると1ヵ月分の利息はだいたい2万円〜3.5万円になります。

 

借金300万円の返済シミュレーション

今回は300万円の借金を「年15%」「年12%」「年10%」「年8%」の4つに分けて返済シミュレーションをします。支払い回数は48回です。年15%が消費者金融の借金のシミュレーション、それ以外が銀行のカードローンの返済シミュレーションになっています。

 

また、ご自身で消費者金融や銀行のカードローン、リボ払いの発生利息をシュミレーションする方法についても伝えます。

 

300万円の借金(年15%)
借入額 300万円
年利 15%
毎月の返済額 83,492円
支払い総額 4,007,600円
返済回数 48回(48か月)

 

300万円の借金(年12%)
借入額 300万円
年利 12%
毎月の返済額 79,004円
支払い総額 3,792,051円
返済回数 48回(48か月)

 

300万円の借金(年10%)
借入額 300万円
年利 10%
毎月の返済額 76,087円
支払い総額 3,652,190円
返済回数 48回(48か月)

 

300万円の借金(年8%)
借入額 300万円
年利 8%
毎月の返済額 73,238円
支払い総額 3,515,442円
返済回数 48回(48か月)

 

以下のサイトで返済シュミレーションができます。それぞれのサイトで借入金額(借金残高)と返済回数と年利を入れれば計算できます。

 

消費者金融の計算

 

銀行カードローンの計算

 

クレジットカードのリボ払いの計算

 

 

 

300万円の借金の返済方法

300万円の借金の返済方法ですがシンプルに以下の3ステップです。

 

@借金リストを作成する(借金の状態を正確に知る)
A入ってくるお金を増やして出ていくお金を減らす(家計簿の把握)
B今の返済を続けていくのが困難な場合は債務整理をする

 

借金リストを作成する(借金の状態を正確に知る)

今の自分の借金の状態を正確に把握していないと、どのような返済方法が最適なのかわかりません。借金の状態を曖昧にしているとかえって不安が募っていきます。一度借金リストを作って、借金の状態をハッキリさせるとよいです。具体的に以下の点をそれぞれの貸金業者で紙に書きだしてみます。

  • 借金残高
  • 毎月の返済額
  • 年利
  • 1ヵ月分の発生利息
  • 返済日

たとえば3社から合計300万円の借金をしているケースを考えています。具体例は以下の通りです。

A社(消費者金融)

残高は「70万円」 年利は「年18%」 毎月の返済額は「17,775円」 1ヵ月分の発生利息は「10356円」 返済日は「毎月15日」

 

B社(クレジットカードリボ払い)
残高は「30万円」 年利は「年15%」 毎月の返済額は「13,750円」 1ヵ月分の発生利息は「3698円」 返済日は「毎月5日」

 

C社(銀行カードローン)
残高は「200万円」 年利は「年8%」 毎月の返済額は「40,552円」 1ヵ月分の発生利息は「13150円」 返済日は「毎月15日」


※わからない個所は契約書類を見たり貸金業者に電話をすることですべて教えてもらえます。

 

1ヵ月分の発生利息がわかるので、1ヵ月にどのくらい利息が発生しているのかわかります。元本300万円にもなると利息が膨大となるのでこれを減らす工夫が必要です。返済日もハッキリとわかります。

 

上記の1ヵ月の返済額の合計は「72077円」です。毎月「72077円」は用意できないと返済が続かないことがわかります。これが基準となります。もし今の返済を今後も続けていけそうな場合は自力で返済する道となります。大きな支出を無くし、手元に入ってくるお金を増やし、余力がある時はマメに繰り上げ返済をして元本をどんどん減らしていきます。元本さえ減れば発生利息は少なくなります。

 

もし今の返済を続けていけない方は後で説明する債務整理をする必要があります。専門家に依頼して無理のない返済計画を立ててもらうようにします。

 

自力返済の場合は「どの借金から優先的に繰り上げ返済するか」が大事になります。上記の例ですとA社が年18%で一番年利が高いのでA社から優先的に繰り上げ返済(毎月返済を行い、それでも余力がある時は繰り上げ返済)をします。A社を完済したら次はB社(年15%)です。最後のB社(年8%)です。年利が高い借金から順に繰り上げ返済すると効率よく完済ができます。

 

とにかく利息が膨大ですから貸金業者が提示した返済計画通り返済していたらいつまで経っても借金は減りません。ボーナスが入った時などは繰り上げ返済していきます。繰り上げ返済した分はそのまま元本から引かれることになります。強引な方法としては家族からお金を借りて、繰り上げ一括返済をして、あとで利息のかからない家族の借金を返済するという方法もあります。

 

入ってくるお金を増やして出て行くお金を減らす

「手取り−支出=手元に残るお金」となります。手元に多くお金が残れば、それを借金返済に充てることができます。

 

正社員の方が短期間で収入を増やすというのは現実的に難しいと思います。残業を増やしたり、空いた時間にダブルワークをするという形が限界です。ダブルワークをするとお金を使う暇がなくなるので、借金はどんどん減っていきます。収入を増やすというのはやはり「毎日一生懸命働く」ということになります。

 

支出も考えてみます。主な家計の支出項目は以下のようになります。
借金返済のための家計簿

 

ザックリでよいので、これらの項目を一つ一つ確認して現在の家計を出してみるとよいでしょう。きちんと紙に書いて「見える化」することで自分のお金の使い方のクセがわかりますし、どこで無駄遣いをしているのかがわかります。自覚ができれば改善もできます。

 

300万円の借金をしている方の中には競艇、競馬、競輪、パチンコなどで借金を増やしているケースがあります。それ以外にも風俗通いしてたりキャバクラで散財したりソーシャルゲームで課金を続けたりです。

 

女性の方でしたらリボ払いで買い物を続けて借金が増えたというケースもあります。これらは依存性があり、なおかつ大きな支出に繋がるものです。これらが根本的な借金の原因になっている方も多いです。300万円の借金を返済するために、やはりこれらとは手を切る必要があります。

 

手元にお金がある時ある分だけ使ってしまう人は最低限の現金しか持ち歩かなかったり、ギャンブルで繋がっている人間関係を整理したりなどです。収入はあるのですから、「大きな支出に繋がる遊び」さえしなければお金が貯まっていくはずです。

 

たとえばパチンコ依存の場合はパチンコ友達と縁を切ったりスマートフォンのブックマークの中のパチンコ関連のものを削除したりパチンコ屋の全くない土地に引っ越したり休日は日雇いバイトを入れて暇を無くしたりなど「環境を変える」ことが好ましいです。

 

人間というのは急に変われるものではありません。今まで続けてきたことは習慣になっていますから、その習慣を変えるには強い意志が必要です。変わるには「キッカケ」が必要ですから、やはりどこかのタイミングで決断し生活を変える必要があります。

 

固定費も見直してみるとよいです。月額払いのサービスに入っている場合、毎月お金が引かれることになります。

 

利用しているサービスがあればそれをカットすることで、年間でみると大きな節約になります。固定費には以下のものがあります。

 

固定費は銀行口座やクレジットカード(デビットカード)から毎月自動的に引き落としや支払いになっています。1カ月分の明細をチェックして無駄な固定費がないか一度確認してみるとよいです。

 

主な固定費一覧

・家賃
・携帯電話代
・生命保険料金
・車のローン、ガソリン代
・飲み会の交際費、タクシー代、
・スポーツクラブの会員費
・新聞代
・定期的に届く物販(サプリメントや健康食品)
・インターネットの動画サービス

 

このようにして「入ってくるお金を増やして」「出て行くお金を減らす」ことをすれば手元に残るお金は増えます。そうすれば生活に余裕が出ますし、手元に残ったお金を借金返済に充てられます。

 

300万円の借金におまとめローンは有効?

たしかに借金の一本化は利息を抑える点では有効です。消費者金融やキャッシング、リボ払い等の借金は利息が高く(年12%〜18%)これらの借金を利息の低い銀行のカードローンに借り換えることで発生利息を抑えられます。

 

しかし、300万円の借金をしている方はすでに1回や2回借金をまとめていて、なおかつ続けて借金をしたケースがあります。銀行のカードローンで一本化すると、これまで借りていた借金の残高は0に戻るだけで、枠を閉じない限り利用限度枠は残り続けます。

 

借金癖のついている方は借金をするのが当たり前になっており、一本化してなおその枠でお金を引き出してしまいます。1回おまとめローンを失敗したのならまだよいですが、2回、3回と借り換えをしては借金を増やす方がいます。

 

「借金地獄へのキッカケ」となってしまうことがあるのです。300万円ほど借金をしている方は300万円のうち何割かを消費者金融やクレジットカードで借りていると思います。

 

その高い金利の借金だけを借り換えすることで支払い総額は減ります。ただし再び借金をしないように注意しないといけません。自分で自分を律することができるなら利用するのもありですが、その自信がない場合は債務整理で借金整理をした方が生活が楽になります。

 

 

300万円の借金を債務整理する

たとえば前就いていた職では収入がよくその時に借金をしたが、転職して収入が減って借金に苦しめられているケース。思わぬ出費(医療費など)が重なって借金が増えて返済困難なケースなど。
自力では到底解決できない場合は債務整理が好ましいです。

 

債務整理とは任意整理と個人再生と自己破産の3種類があります。任意整理は将来利息を停止させて、元本を3年〜5年で分割返済する手続きです。

 

任意整理の費用は借金1社あたり4万円〜5万円が相場です。弁護士や司法書士に相談するとまずは任意整理からシミュレーションされます。それで返済できそうなら任意整理をしてもらい、それでも返済額が大きすぎて返済できない時は個人再生か自己破産が検討されます。

 

個人再生と自己破産は裁判所に申し立てをすることで、元本の大幅カットが可能です。個人再生では借金を8割カットし、残りの2割を3年間で分割返済します。自己破産は全額免除です。

 

任意整理は裁判所を介さないで弁護士と債権者との話し合いの中だけで折り合いをつけ、その後発生する利息をカットしてもらうということです。

 

個人再生と自己破産は裁判所を介するので、強制的に借金の元本分をカットします。300万円の借金の債務整理をそれぞれシミュレーションしてみました。

 

300万円の借金を任意整理した場合どうなる?

5社からの借金合計300万円で計算しました。
※任意整理の費用は5社×4万=20万円としています。将来利息をカットできたという想定でのシミュレーションとなっています。

 

・3年計画で任意整理をする場合は1か月の返済額は約8.3万円、36回払い(36カ月)で完済
・4年計画で任意整理をする場合は1か月の返済額は約6.2万円、48回払い(48カ月)で完済
・5年計画で任意整理をする場合は1か月の返済額は約5万円、60回払い(60カ月)で完済

 

支払い総額は元本300万円と弁護士費用が20万円で合計320万円になります。

 

これらの数値はあくまでシミュレーションとなります。実際は任意整理に応じてくれない借金は省いたり、元本分の減額を求めたり、利息が極端に低い借金は省いたりなどします。

 

すべては債権者との交渉次第ですので、より詳しい見積りを知るには弁護士や司法書士と相談する必要があります。債務整理を取扱業務としている弁護士もしくは司法書士事務所に初回相談でどの程度の返済になるか相談してみるとよいです。

 

弁護士費用については、借金の返済が一旦ストップしている任意整理手続き期間中に分割で積み立てていきます。分割返済が可能な事務所が多いです。

 

任意整理のデメリットは信用情報機関に5年〜8年ほど事故情報が載ることです。この期間はブラックリスト入りします。

 

ちなみに新大阪法務司法書士事務所(全国対応)でしたら1社につき2万円という格安の料金で任意整理を依頼することが可能です。司法書士事務所ですので料金が安いです。

 

300万円の借金を個人再生したどうなる?

個人再生の支払い額は以下のようになります。

 

債務の総額                      最低弁済額

・100万円以上500万円未満の場合       ⇒      100万円

 

ただし、あなたの財産価額が最低弁済額を上回るときは、その財産の価額が弁済額となります。(清算価値保証の原則)

 

300万円の借金を個人再生した場合、返済額は100万円になります。この100万円を3年間で返済していきます。

 

毎月払いの場合は約2万7千円ですね。たとえば3カ月に1回払いなども可能です。要は3年かけてこの100万円を支払えれば完済となります。

 

個人再生をする場合、手続きが複雑なため弁護士費用は多くかかります。相場としては40万円〜50万円です。

 

この費用は個人再生手続き中に毎月積み立てていきます。個人再生の手続き中(3カ月〜半年)は借金の返済は止まるので、今まで借金に支払っていたお金を弁護士費用に回していきます。

 

弁護士費用をすべて積立て終えた段階で手続きを開始する事務所や積立てられなかった分は個人再生の支払いと合わせて支払っていくという事務所まで、事務所によって支払方法は様々です。

 

300万円の借金を個人再生した場合の支払い総額は、弁護士費用と合わせて150万円程度になります。

 

※もし債務者の財産の合計が100万円を超えている場合は、その財産の合計が支払い額になります。たとえば手元に十分なお金があったり、銀行口座の中に十分なお金があったり、不動産(土地、家)を所有していたり、車を所有しているケース。
手元のお金と預金とこれらの財産を仮に売却した時につく値段の合計が財産の合計になります。ようは十分な財産を持ちあわせているケースでは、その財産分を支払わないといけません。100万円分以上の財産を所有していないケースでは特に問題になりません。

 

個人再生のデメリットは信用情報機関に5年〜10年ほど事故情報が載ることです。あとは官報に名前掲載されます。官報とはマイナーな政府の情報誌です。一般の方が見る機会は殆どありません。

 

300万円の借金を自己破産したらどうなる?

自己破産をするには「支払い不能状態である」と裁判官に判断されないといけません。具体的な目安としては「今ある借金を3年以内に返済できるかどうか」です。現在の収入と借金合計のバランスを見られることになります。

 

たとえば借金の合計が300万円(年12%)で手取りが15万円、毎月の支払い可能額が5万円の場合。利息分だけで1か月で3万円発生しますから、3年では到底返済できる額ではありません。

 

この場合は支払い不能であると判断される可能性が高いです。この判断については弁護士事務所の初回相談でしっかりと自己破産が妥当か専門家に話を聞く必要があります。

 

自己破産をして免責が下りると借金は全額免除となります。弁護士費用は40万円〜50万円必要ですから、その費用だけ分割で支払っていきます。

 

自己破産のデメリットは信用情報機関に5年〜10年ほど事故情報が載ることです。あとは官報に名前が載ります。

 

ローン支払い中の車や家を所有している人が債務整理をするとどうなる?

任意整理については、ローン支払い中の車や持家は対象から外せるので手元に残せます。

 

個人再生についてはローン支払い中の車は引き揚げられ、ローン支払い中の持家は手元に残せます。ローン支払い終えた車や持家は手元にのこります。

 

自己破産は債務者の財産をすべて差し出す代わりに全額免除してもらう手続きです。売却しても20万円以下にしかならないと判断された車は手元に残りますが、原則すべて引き揚げられます。

 

持ち家(ローン支払い中の家)が手元にある方の債務整理は基本的に「個人再生」となります。自己破産は手元に財産がない方の債務整理方法となります。