激務によるうつ病発症で収入ゼロに!女性の自己破産体験談

激務によるうつ病発症で収入ゼロに!女性の自己破産体験談

親の連帯保証人の借金で自己破産した女性の体験談
自己破産体験談

・性別:女性
・債務整理の方法:自己破産
・借金の原因:親の連帯保証人の借金とうつ病による退職
・借金の状況:キャッシング2件と親の連帯保証人の借金で総額620万円
・自己破産後の借金:0円
・自己破産後の返済額:0円
・自己破産の手続き期間:4カ月
・自己破産の種類:同時廃止
・自己破産の費用:36万4千円

激務によるうつ病で退社、収入がゼロに

借金をした主な原因は、病気による退職です。前職は会社員(営業職)をしていましたが、激務が続きうつ病を発症。精神科の先生から、療養に専念することを奨められ仕事を辞めることになりました。

 

療養生活は1年続き、この期間は収入ゼロ。会社員時代の貯金で生活していましたが、この貯金も3ヶ月ほどで尽きました。

 

そこで、その後の生活費をクレジットカードのキャッシングから借入れたのです。借り入れしたカードは「イオンカード」「楽天カード」の2枚。借入額は「イオンカード」から70万円、「楽天カード」から50万円の合計120万円です。また、父の借金500万円の連帯保証人にもなっていたので、その借金も合わせると総額620万円。

 

この時は再就職もできて収入はあったのですが、返済はとても厳しいものでした。「この借金をどう返済していくか?」そこで、インターネットで調べ、法律事務所に相談したのです

 

法律相談所で相談し、自己破産を決意

法律相談所ではカウンセラーと常駐している弁護士に相談。そこで提案されたのが自己破産だったので、それをすることを決めました。

 

その後は、正式に弁護士に依頼。自己破産手続きをお願いしました。

 

弁護士費用は着手金は前払いでした。振込みが確認されてから、本格的に自己破産手続きを始めました。

 

最初は債権者一覧表の作成と必要書類の準備です。債権者一覧表とは、全ての債権者の住所・氏名・債務総額・借入時期・ 返済した金額などを記入した一覧表で、作成後は弁護士がそれを元に私の代理人となった旨の書類を送付。

 

書類送付後は催促やの連絡がピタリと止まりました。あとは、住民票や戸籍謄本、過去2ヶ月分の給与明細書のコピーや過去2年分の預金通帳のコピー、賃貸契約書のコピーを用意して、弁護士に渡しました。

 

次に行ったのが、破産・免責申立書と陳述書の作成です。陳述書は借金した理由と経済的破綻に至った理由、自己破産手続き以外では解決できない理由、反省文と今後の方針を具体的に書く書類で、これを書くのが大変でした。

 

裁判所から陳述書の内容について何度も質問状が届き、5回目の提出でようやく受理されたのです。最後は、資産目録と過去2〜3ヶ月程度の家計簿を提出して、裁判所からの結果を待ちました。

 

その2ヶ月後「破産手続開始決定」の書類が裁判所から届き、財産を所有していなかった私は「同時廃止」に決まりました。

 

さらにその2ヶ月後、裁判所より「免責決定書」が送られ、ついに債務の支払いが免除。借金が全て無くなったのです。

 

免責決定後、事務所に残りの費用を払いに行きました。私が依頼した事務所では分割払いをしてくれ、費用を相談して月々払える額にしてもらいました。

 

結局、自己破産にかかった費用はトータルで36万4000円。また、担当の弁護士は仕事が早く、書類作成はほぼその日に終わらせて、翌日には裁判所に提出していました。

 

苦労した陳述書作成も、書き方や記入の仕方を丁寧に教えてくれたので、とても助かりました。裁判所からの陳述書再提出依頼や、次に行う段取りなどの連絡も、遅くとも翌日にはしてくれたので、免責決定まで4ヶ月ほどでできたのも、この連絡の早さがあったからだと思います。

 

ちなみに、現在の私は普通に仕事をして、普通に貯金をしながら暮らしています。自己破産をしたので、クレジットカードの作成やローンを組むこと、スマホの分割払いなどは出来ませんが、普通に生活できています。

 

借金生活はもうコリゴリですが、良い経験はできたとプラスに捉え、辛いときに生き抜く自信になりました。この体験談が、いま借金でお悩みの方にとって、何かの救いや参考になるのであれば幸いです。

 

 

 

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