父親の倒産による借金を法テラスで自己破産した体験談

父親の倒産による借金を法テラスで自己破産した体験談

父親の倒産による借金を法テラスで自己破産

 

自己破産体験談

・債務整理の方法:自己破産
・借金の原因:会社の倒産
・借金の状況:クレジットカードや銀行総額8000万
・自己破産後の借金:0円
・自己破産後の返済額:0円
・弁護士費用:15万円、月々の返済は5千円
・その他:法テラスで手続きを行った

 

私は、元機械製造会社の娘で、幼いころ会社は順風満帆でした。今思うと、贅沢をしすぎた気がします。それが終わるのも、私は悟っていました。

 

売れるように良い機械を作り、並べたのですが、どれもうまく行かず終に、不況による従業員カット、クレジットカードや銀行から借りた返すべき借金8000万を抱え、会社をたたみました。

 

返済は月に9万弱で、3種の会社、利息は3.0〜4.7くらいです。到底返せるあてもありませんでした。自己破産前は家はまるで戦場でした。

 

父と母の怒号。母は父が再就職した会社の収入では満足せず、豪遊できない立場だと知ると荷物をまとめだし、私を説得し始めました。

 

そして、母は新しい男と出ていきました。とある月、父がついに過労になり、精神もへとへとになり。私はカウンセリングのパンフレットを見つけました。

 

それは『日本司法支援センター・法テラス』です。対応は手広く借金や、パワハラ、離婚、交通事故の弁護を行っていただける組織です。

 

基本相談は無料にてしていただけるとの事。メールであれば24時間対応することも可能との事でした。

 

父が頑張ってお金がすぐに消えていくのがすっかり嫌いになった私は、半分強制でまず、父に法テラスへ借金の内容をメールに書いて登録してもらい返信を待ちました。

 

メールが返って来た時に最寄りの法テラスの事務所へ紹介されました。次の休みの日に父の目の前で法テラスに連絡しました。まず、電話で連絡して、内容を伝えました。すると、弁護士さんは『急いで父に代わってほしい』と弁護士さんは言いました。

 

父は先述の事を全て話しました。弁護士さんも『8000万の借金を持っていても生きていた。最悪の事態に近い。すごい。早くアポを取りましょう。』と場をセッティングしました。双方が席につき、面談開始。

 

幸い父は資料や通帳をすべて処理せず原本がすべて揃っていました。

 

まず、弁護士さんは家計簿をつけて持ってくること。借金を返すのは全て止めにして催促の電話が来たら『ただいま調停中です』というように教えてもらいました。確かに、立て続けに父に催促のメールや電話が来ていて、父が『調停中』と答えるのを見て、言い出した私も苦しかったです。しかし、足元を見ていても何も進みません。

 

弁護士さんも優しく丁寧に色々教えていただきました。それでも手続きは少々難航しました。

 

廃業し、返済額が不明なカード会社。昔借りていて、家賃を滞納した家が廃墟になって家主が行方不明だったり。一応、弁護に手付金の額は15万。あとは裁判所に任せる状態でした。

 

私は眠れなく、毎日苦しんで眠りにつき、朝は寝坊して会社に遅刻。心配がかさを増し、仕事もあまり上手く行きません。

 

そして、相談を行って数か月後に弁護士さんから一報が入りました。

 

『自己破産が成功しました。頑張りましたね。そして、裁判自体の料金は0円です。15万円だけで結構ですよ。』父はやっと自己破産を行えました。

 

その後、それを知り、母は胡麻をする状態。必死に居座る為の荷物を持って来たり、年頃の私にお見合いをさせようと我が家へ上がろうとする姿を父と私は笑顔で『どこのどちらでしょう?私の母(妻)はもういません。お引き取りください。お金と結婚したのでしょう?』と心の中でほくそ笑む状態まで来ましたが、母は相変わらず今も胡麻をすってます。

 

弁護士さん費用は月に5千円の支払い。今では、借金はなくなり、私の心も楽になりました。そして新たに『私が簡単にクレジットカードを作ると危ないので禁止』というルールができました。

 

お金のルールが出来上がり心の底から法テラスに行ってよかったという状態です。借金を抱えて、一歩踏み出せない人にどうかチャンスがありますように。

 

 

 

【自己破産の体験談一覧ページ】