奨学金は任意整理できる?

奨学金が返済できない場合、任意整理で解決できる?

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金が払えなくなった時、任意整理で解決できるのか解説していきます。

 

奨学金による借金は任意整理で解決できるのか?

結論から言うと、奨学金単体での借金は任意整理で解決するのは不可能です。

 

奨学金は、もし支払えなかった時、返済期間の猶予を行うことができます。審査が通れば、最大で10年返還を延長できます。この猶予期間は利息が発生しないようになっています。

 

収入が安定しなかったり、病気やリストラにあった場合、日本学生支援機構のHPから猶予手続きを行うことで、その申請した期間は奨学金の返済は完全ストップします。

 

たとえば急なリストラにあい、収入が完全になくなった場合、返済期間の猶予を1年間申請すると、その指定した1年間は奨学金の返済はしなくてもよくなります。

 

※減額返還制度も利用できます。

 

猶予手続きには直帰3カ月の給与明細が必要です。または1年間の源泉徴収票が必要ですが、その収入が明らかに少ないケースは、審査に通ります。

 

経済的状況を説明する欄に現状をしっかり記入し、支払いが一旦できないことを記入すれば、問題なく審査に通ります。奨学金の利息は0%、もしくは1%以下でとても低いです。月々の返済も1万円〜3万円と低額です。

 

任意整理は法定利息である18%を超える借金に関しては減額しますが、奨学金は低利息です。さらに支払い期限も長く設定されており、利息も殆ど発生しません。

 

もし返済困難になった場合の救済処置も用意されています。このように支払い環境が整っているため、任意整理をしても効果はありませんし、そもそも奨学金の債権者である日本学生支援機構は任意整理に応じてくれません。奨学金単体での任意整理は難しいと言えます。

 

返済期間の猶予の手続きはこちら
http://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan_konnan/yuyo/index.html

 

減額返還制度の手続きはこちら
http://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan_konnan/gengaku/index.html

 

日本学生支援機構の奨学金返還相談センター(月曜〜金曜 8時30分〜20時00分)
http://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan/info.html

 

奨学金に加え、他に借金がある場合は任意整理可能

奨学金に加え、さらに消費者金融や銀行から借金を作っている場合(多重債務状態)であれば任意整理可能です。

 

任意整理は対象先を選択できるので、このケースでは、奨学金は対象から外して、サラ金やカードの借金を対象に入れます。

 

奨学金以外の借金は将来利息をカットし、返済期間を3年〜5年に設定することでなんとか返済の目途が立つケースがあります。

 

ただし、奨学金に加え、他の借金の返済も必要ですから、十分な収入が安定して得ていることが条件です。

 

奨学金の返済は一旦「返済期間の猶予手続き」を行い止めておき、他の借金は任意整理で返していくという方法もあります。任意整理をすると信用情報機関にブラックリスト登録されるので5年間は借金が作れないようになります。

 

奨学金の借金と他の借金が膨らみすぎて支払い不能なケースは?

奨学金と他の借金が膨らみすぎて、収入に対して借金が大きすぎるなど明らかな支払い不能状態の場合、どうすればよいのでしょうか?

 

一つの方法として自己破産があります。自己破産は現在ある借金をすべてゼロに戻す手続きです。奨学金の借金も自己破産をすれば全て帳消しとなります。

 

ただし、「連帯保証人」の問題があります。奨学金を借りる時、「機関保証」か「人的保証」どちらか選択したと思います。機関保証は保証会社が肩代わりしている状態です。人的保証の場合、親や親せきなど誰かを設定していると思います。

 

自己破産をすると連帯保証人に支払えなかった借金がすべて請求がいきます。機関保証なら問題ありませんが、人的保証の場合、連帯保証人になっている身内の方に請求がいきます。

 

この場合、借金が身内に移動しただけですから、なんの効果もありません。

 

こういったケースでは、債務者と連帯保証人が2人同時に自己破産をするとすべての借金は帳消しとなります。そのような解決策を取る必要があります。

 

※奨学金と自己破産に関して詳しくはこちら

 

任意整理と奨学金まとめ

・奨学金単体で返済に困っているケースは返済期間の猶予手続きを行い、一旦返済をストップしてもらう(最大10年間支払期限の延長が可能)

 

・奨学金に加えほかの借金で困っているケースは、奨学金以外の借金を任意整理することで返済の目途が立つケースがある

 

・完全に支払い不能状態のケースは、自己破産を検討する必要がある

 



・債務整理(任意整理)の無料相談はこちら

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