悪徳業者(整理屋 買取屋 紹介屋 換金屋)

多重債務者を狙う悪徳業者(整理屋・買取屋・紹介屋・換金屋)に要注意!

整理屋の特徴と被害に合わないための対策

多重債務者をターゲットに「整理屋」「紹介屋」など悪徳業者が暴利をむさぼるケースが増えています。

 

「整理屋」は「借金の一本化をします」「サラ金、クレジットの債務整理をやります」などと評して雑誌やスポーツ新聞、街頭で広告を出し多くの多重債務者を集めます。

 

あたかも本物の弁護士であるかのように、債権者と交渉して借金整理をすることを約束します。今後は整理屋が立替をして債権者に支払うので、債務者は減額された借金を支払えばよいとします。

 

整理屋は弁護士をつかって貸金業者に介入通知をするので、取り立ては一旦止まります。取り立てが止まると、債務者(借りた側)はすっかり信じ込み整理屋にお金を支払います。

 

一方ではじめから債務整理するつもりのない整理屋は取り立てを止めるだけで、業者への立替支払いはしません。2〜3年経って、債務者が疑いはじめたころを見計らって事務所を変更してさっさと逃げてしまいます。

 

整理屋が逃げた時点で取り立てが再開されるので、債務者は借金総額が全く減っていないことに気が付き、愕然とするわけです。

 

整理屋は債務者から得た情報と書類を使って、勝手に過払い金請求を行い、そのお金まで持ち逃げします。一度行方をくらませると逮捕することは困難です。事実、逮捕されないケースが殆どのようです。整理屋ははじめから相手を騙すつもりなので、身分を隠しています。

 

整理屋と手を組んだ弁護士は逃げることはできませんが「私も騙された」「知らなかった」などと言い訳をすることで逮捕から逃れます。

 

 

 

整理屋以外の悪徳業者

紹介屋

「即日融資」などという謳い文句で多重債務者を誘惑します。実際は融資など行わず、他の金融業者を紹介して手数料をむさぼり取ります。
多額の手数料をとって、単に審査の甘いサラ金に誘導するだけの存在です。
借入れが見つからず「どこかにお金を貸してくれるところを探して、そのお金を返済にあてよう」と考えていると、紹介屋の術中にハマってしまいます。注意しましょう。

 

買取屋(換金屋)

高級家財やブランド品、家電製品をクレジットカードで買わせ、その商品を半額で買い取る業者です。その時だけならいくらか現金を手にして返済に充てれますが、長いスパンでみるとあなたの借金を増やすだけです。

 

悪徳業者を見分けるポイント
  1. 無断で親兄弟の担保を入れることを強要してきたり、唐突に詐欺的な話を持ち出す。
  2. 法律にのっとらない紹介料や手数料を要求してくる
  3. 貸金業の登録番号が事務所に表示されていない、または登録番号が貸金業者として年数が浅い
  4. 業者名が○○NPO法人や○○被害者同盟といった公的機関を装ったものである
  5. 他の業者を紹介しておきながら、紹介したことを相手業者に言わないように念を押す

これらの特徴がある場合、悪徳業者である可能性が高いので注意しましょう。

 

債務整理は必ず正式な専門家に依頼しよう!

悪徳業者はあの手この手で債務者を誘惑します。「整理屋」「買取屋」「紹介屋」などが行っていることは借金整理のためのまともな手段とは到底思えません。

 

最悪、借り手の方も詐欺罪に問われたり、連帯保証人になっている家族や知人を巻き込むという最悪の事態に陥ってしまうかもしれません。

 

債務整理を頼むなら将来に遺恨を残さないよう、債務整理のプロである弁護士や司法書士に依頼するのがベストです。

 

弁護士と司法書士の違い

債務整理を依頼できる法律の専門家は「弁護士」か「司法書士」のどちらかです。

 

司法書士は書類作成のプロで、債務整理をする際、必要な書類をつくり手続きを円滑に進めます。弁護士は書類作成だけでなく裁判に同席するなど債務整理の内容をすべて行うことができます。

 

任意整理の場合、司法書士に依頼すると借金整理できる額が140万円までですが、弁護士に頼むと上限がありません。

 

個人再生や自己破産の場合、司法書士は書類作成のみ行いますが、弁護士は書類作成や裁判所の面談などすべてを代理してくれます。

 

  任意整理 個人再生 自己破産
弁護士 上限なし 代理として全て行う 代理として全て行う
司法書士 140万まで 書類作成のみ 書類作成のみ

 

まずは必ず無料相談を行っている弁護士事務所にお世話になり、面談で弁護士や司法書士の誠実な態度を確かめましょう。

 

 

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