闇金業者との連絡が取れなくなった時はどうすべき?
闇金の返済日間近になると連絡がとれなくなる現象について
闇金業者というのは、借り主が簡単に借金を完済すると儲けになりません。儲けのカラクリとして「ジャンプ」という方法があります。
これはたとえば最初に5万円を貸し付け、トゴ(10日で5割)の利子をつけ、10日後に利子を付けた借金を取り立てるというものです。
ここで全額支払えない場合は利息分だけといって「2万5千円」を回収します。そしてまた10日後に取り立てを行い利息分だけ回収していくのです。
これを続ければ続けるほど儲けが増えていくことになります。闇金業者はわざと返済日間近に連絡が取れない状況を作ります。そして期日をすぎると「次回の分の利息も合わせて支払え」といって、ジャンプを繰り返させるのです。
闇金業者は完済させないように仕向けて、利息分を永遠と回収していきます。
連絡が取れない場合、このまま払わなくてよいのか?
そもそも年利109.5%を超える高金利の契約は違法です。10年以上の懲役または3000万円以下の罰金、またはその両方処せられます(出資法5条3項)。
たとえばトイチ(10日で1割)トサン(10日で3割)トゴ(10日で5割)という金利は違法であり、返済の義務は一切ありません。闇金融から借りたお金は返済する必要はありません。
闇金融と連絡が取れなくなったというのは、業者側が意図的に返済日前に連絡できないようにしているケースもありますし、警察に摘発されたケースもあります。
闇金融は他人名義の携帯電話を使って営業をしていますが、犯罪に関与している電話番号は停止となることが多いのです。それが原因で連絡が途絶えた可能性もあります。
ただし、闇金融はグループで動いていますから、闇金側にはあなたの借り入れデータが残っているはずです。ですから、そのままバックレれる可能性は低いです。また数日後に違う電話番号で連絡が入るかもしれません。
前述した通り闇金は存在自体が違法です。今後は連絡する必要もありませんし、連絡があっても対応する必要もありません。
嫌がらせなど不安な場合は警察に被害届を出す、もしくは闇金を重点業務としている専門家(弁護士または司法書士)に代理人になってもらい、その方に全て対処をしてもらいます。
弁護士や司法書士に依頼する場合、費用は闇金1件あたり5万円が相場です。
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