同居している父親に内緒で400万の借金を任意整理した体験談

同居している父親に内緒で400万の借金を任意整理した体験談

父親に知られたくない一心で行った任意整理
任意整理体験談

・性別:女性
・債務整理の方法:任意整理
・借金の原因:収入が安定しないことで信販系の借金とキャッシング
・借金の状況:5件(信販系の借金、キャッシング等)総額380万円
・任意整理後の借金:380万円(利息は一切つかない)
・任意整理後の返済:4年計画で月々8万円の支払い
・その他:4年間で無事完済し、同居している父親に知られずに任意整理できた

収入不安定で借金が増える日々

私は、28歳の頃仕事がうまく行かず、職を転々としていました。ショッピングでのいわゆる信販系の借金と、収入が安定しないことからキャッシングにも手を出してしまい3社から借りてました。

 

信販系は途中から月々の支払が滞ってしまい、キャッシングではほぼ限度額いっぱいまで借りてしまい、全部合わせて380万円の借金を背負ってしまいました。

 

全ての会社で支払が滞ってしまい、催促の電話が自宅の電話と携帯にジャンジャン掛かってくるようになり生きた心地のしない毎日を送っていました。その時に、私は父と二人暮らしだったのですが、父には知られたくなかったため、内緒で何とかしようと思っていました。

 

そんな時、新聞の折り込み広告に借金の無料相談所みたいなものがあったので、まずそこに相談しに行きました。しかし、条件が合わなかったため、そこでの相談は断念しました。

 

数日後、相談をしていた友人から連絡があり、司法書士の先生を紹介してくれるとのことで、すぐに池袋にある司法書士のもとに相談をしにいきました。司法書士の先生は親身に相談に乗ってくれて、少し気持ちが楽になったような感じになりました。

 

相談した結果、司法書士からの提案で、私のような返済能力のない者にお金を貸した債権者にも責任があるからと、裁判を行うことをすすめられました。うまく行けば借金を軽減できるかもって言われ、ダメもとで裁判を行うことにしました。

 

裁判当日、債権者はどの会社の人も誰1人と現れず、私と裁判官との話し合いになりました。

 

話し合いの結果、当時の私は独身で28歳と若く、定職に就いてはいないけど、1番稼げる年代であったため、借金は返済するべきとなり、裁判は終わりました。その後、再び司法書士に相談に行きました。

 

次に司法書士が提案してきたのは、自己破産か個人再生のどちらかをすすめられました。自己破産は、友人で破産経験のある者が居て、その友人の話だと、破産後いろんなサラ金からの手紙が沢山くるらしく、もしそうなった場合、父に全てが知られてしまうため、自己破産はやめました。

 

もう1つの個人再生は、これも裁判所を通してやる技法らしく、うまく裁判所に認められれば借金が5分の1になるというものでした。

 

前に裁判所であまり良い印象がなかったため、この方法も断念することになりました。結果やはり借金をしたのは自分の責任なので、返済することに決めました。

 

ただ債務者と実際に返済方法について交渉していくのは困難なため、ここで初めて司法書士を代理人に任意整理をすることになりました。

 

任意整理で借金を整理することに

私の債務は380万円あり、借りてる会社は全部で5社ありました。私の月々に払える金額はせいぜい8万円が限度でした。そこで、司法書士に5社の債権者に交渉してもらいました。

 

結果、月々8万円をまず司法書士に払い、司法書士から各債務者に分配していく形になりました。その交渉の過程で、返済は元金だけにしてもらい利息は勘弁してもらうことになり、そのおかげで、大分金額は安くなりました。

 

最後まで利息撤廃に反対していた債務者もいたみたいでしたが、司法書士の先生がうまく説得してくれたみたいでした。その後、私はちゃんとした定職に就いて借金返済のため頑張りました。

 

約4年間で何とか返済を完了することができました。父にも知られることもなく無事に終わったので一安心でした。

 

この経験から借金とは、怖いものであり自分自身に対して自由を奪う足かせであり、信用情報にも傷をつけてしまい、いわゆるブラックリストにも載ってしまい、それなりの代償があり凄く辛く感じました。

 

 

 

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