借金返済を一本化する

借金返済を一本化して利息を減らす方法【おまとめローンの全知識】

本当に恐ろしい借金返済を一本化する前に知るべき全知識についてについて。

 

今回は借金を銀行のカードローンやおまとめローンで一本化する方法と手順、メリットデメリット、審査の甘いおまとめローンについて解説します。任意整理とおまとめローン(一本化)との比較も行います。

 

借金返済を一本化するとどのくらいお得か?

おまとめローンとは、銀行のカードローンでまとまった金額借り入れ、その借りたお金で今の借金をすべて完済するという方法です。こうすることで残るのは銀行のカードローンだけになります。銀行のカードローンは借入額を高く設定すれば、年利は低くなります。

 

たとえば三井住友銀行のカードローンですと、借入額を200万円以上に設定できれば、年利は8.0%〜10.0%となります。

 

消費者金融やクレジットカード、消費者金融系のカードローンは無担保ローンですので、利息が高いです。消費者金融と消費者金融系のカードローン、キャッシングが年利18%、ショッピングが年利12%〜15%です(相場)。

 

これらの高い年利の借金を銀行のカードローンで一括返済します。そうすることで、その後発生する利息が低く抑えられるのです。銀行のカードローンの返済は「残高スライドリボルビング方式」になっており、月々の返済額が残高に合わせて決められていくというものです。

 

毎月一定額を返済していけば確実に残高が減っていきます。また繰り上げ返済も可能で、ボーナスなどまとまったお金が入った時は繰り上げ返済をし、予定より早く完済することができます。

 

■代表的なおまとめローン(フリーローン)の年利と審査の甘さを比較

※利用限度額を200万円に設定した場合

 

・三井住友銀行カードローン 年8.0%〜10.0% とても甘い
・住信SBIネット銀行カードローン(スタンダード) 年8.89% 甘い
・楽天銀行スーパーローン(カードローン) 年6.9%〜14.5% 厳しい
・オリックス銀行カードローン 年5.0%〜12.8% 厳しい
・イオン銀行カードローン 年5.8%〜11.8% 厳しい
・スルガ銀行カードローン 年7.0%〜14.9 % 厳しい
・みずほ銀行カードローン  年9.0% 厳しい
・アコムおまとめローン 年7.70%〜15.00% とても甘い
〜審査の甘いおまとめローンについて〜

 

一本化にもメリットとデメリットが存在します。銀行のカードローンで一本化するメリットは「一本化後に発生する利息がこれまでより低くなること」と「一本化することで管理が楽になること」「信用情報を傷つけずに利息を下げられること」です。

 

デメリットは「銀行のカードローンの審査が厳しいこと」と「完済して空いた枠で再び借金をする可能性があること」です。次の項ではおまとめローンのメリットデメリットについて話します。

 

銀行カードローンは総量規制の対象外?

銀行カードローンは総量規制の対象外です。
総量規制というのは貸金業法で定められているルールで貸金業者は申し込み者の年収の3分の1までの金額しか貸してはならないというものです。
ですから、消費者金融や消費者金融系のカードローン、クレジットカードは申し込み者の年収の3分の1までの金額しか利用ができません。
しかし、銀行のカードローンは総量規制の対象外ですので、年収の3分の1を超えていても利用ができます。

 

おまとめローンで一本化するメリット

【メリット@】一本化後に発生する利息がこれまでより低くなる

メリットの1つ目は一本化後に発生する利息が低くなることです。これは前述した通りです。ただし注意点として、一本化する前に「本当に銀行のカードローンで一本化して利息が減るのか」チェックする必要があります。

 

具体的には今現在している借金、それぞれの年利を正確に把握します。それぞれローンの商品によって年利は異なります。それを把握する必要があります。次に銀行のカードローンの年利も調べます。

 

銀行のカードローンは借入額によって年利が異なってきます。多くの銀行では、200万円以上の利用枠を作らないと年利は10%以下になりません。たとえば50万円や80万円など少額を借り入れても年利は高いままで、一本化しても利息は減らないことがあります。

 

三井住友銀行のカードローンの場合、100万円以下の場合は年12.0%〜14.5%、100万円超200万円以下の場合は年10.0%〜12.0%となっています。100万円以下の利用枠では年12.0%〜14.5%のため、そこまで年利は下がりません。

 

最悪の場合、一本化したことでかえって発生する利息が増えるなんてこともあります。「今現在している借金の年利」と「一本化をする銀行のカードローンの年利」を正確に把握して、どの程度年利が下がるのか知る必要があります。

 

【メリットA】一本化することで管理が楽になること

これまで様々な借金をしていて、返済が分散してわかりにくかったのが、一本化することで銀行のカードローンの毎月分割返済だけになるので管理がとてもわかりやすくなります。

 

年利もわかっていますし、毎月の返済額もわかっていますし、残高もすぐに把握できます。残高に応じて繰り上げ返済もできるので、借金の管理がとても楽になります。

 

【メリットB】信用情報を傷つけずに利息を下げられること

たとえば任意整理で借金整理をすると信用情報機関に事故情報が登録されます(ブラックリスト)。しかし、おまとめローンでは信用情報が傷つくことはありません。

 

ただ単に銀行からお金を借りてきて、そのお金で他の借金を一括返済するだけですから、信用情報はノータッチです。3カ月以上の借金の滞納がない限り、問題は起こりません。

 

※もし一本化をする前に3カ月以上借金を滞納していた場合、信用情報機関に事故情報を登録されている可能性が高いです。
借金は3か月以上の滞納でブラックリスト登録されます。このケースでは、銀行のカードローンは間違いなく通りません。このケースでは任意整理で借金整理をする必要があります。

 

おまとめローンで一本化するデメリット

【デメリット@】銀行のカードローンの審査が厳しいこと

統計的に公表されているものではありませんが、銀行のカードローンの審査通過率は20〜30%程度だと言われています。限度額が10万円〜20万円と少額であれば審査に通る可能性がありますが、おまとめローンとして利用するには限度額を高く設定しないといけません。

 

そもそも限度額を高くしないと今ある借金は返済できませんし、限度額が高くないと低金利でお金を借りることができないからです。審査では勤務先を記入して運転免許書のコピーと収入証明書を提出します。これらの書類から審査がされます。

 

特に重要なのが勤務先で、やはり正社員や公務員の方は審査に受かりやすいです。銀行のカードローンは誰でも利用できるものではありません。審査を受ける価値は十分にありますが、受からないことの方が多いと認識しておいた方がよいです。

 

※もし申請以前に3カ月以上借金の返済を延滞しているとブラックリスト入りしているため、審査には受かりません。

 

【デメリットA】今まで借りていた借金の残高が0になり空いた枠で再び借金をする恐れがあること

銀行のカードローンの利用ができ、それで今ある借金をすべて返済できたとします。今ある借金を完済したとしても、残高が0になるだけで解約しない限り「利用枠」は残り続けます。

 

たとえば消費者金融ですと契約期間が終了するまでは利用限度額の枠は残ったままですし、クレジットカードのキャッシングも同様です。カードのショッピングも残高が0になり、限度額が空になると再び分割払いやリボ払いで買い物ができてしまいます。

 

おまとめローンを利用する人の中には、その空いた枠で再び借金をしてしまう人がいます。そうなると、せっかく低金利のカードローンで一本化したのに再び利息の高い借金が重くのしかかります。自力では再起ができなくなってしまいます。

 

この失敗は多重債務をされている方によくある失敗で、おまとめローンによってかえって借金が増えてしまうのです。その額は300万円以上の多重債務になることが多いです。おまとめローンが借金地獄への入口になってしまうのです。これだけは気を付けないといけません。上手に利用すれば利息が減り賢く借金返済ができるのですが、自分をコントロールできない場合は本当に地獄を味わいます。

 

具体的にどういった地獄を味わうのかというと、おまとめローンで一本化した後に、枠は0になり再び借金をしてしまいます。この時すでに「天井が自分の使える残高の限界」だという感覚になり借金をするのが当たり前になります。あちらに返済こちらに返済を続けて借金で借金返済をするようになります。だんだん返済が苦しくなり督促に怯えるようになります。ここまできたら生活は地獄で最悪のケースでは家賃や公共料金も支払えなくなり生活が成り立たなくなります。税金を滞納するケースもありますが、税金は事前報告なしで平気で差し押さえをしてくるため、財産や給料や預金はすぐに狙われます。ここまできたら自力で立て直すことは不可能で自己破産という道をたどります。自己破産をする場合破産管財人に細かく生活を調査されます。そこで自分がいままでしてきた行いを見ず知らずの他人にすべて話さないといけません。

 

自分を律することが苦手な方はおまとめローンは利用しない方がよいです。ここが借金地獄に陥るか自力で立て直すかの分岐点となります。

 

おまとめローンが借金地獄への入口になることがあります。銀行のカードローンは裁量規制の対象外ですから、年収以上の借金に膨らんでしまう原因になり得ます。

 

銀行のカードローンで一本化した後は、すぐに今まで利用していたサービスをすべて解約する必要があります。クレジットカードもすぐに解約して、VISAデビットカードに変更するなど工夫が必要です。

 

 

おまとめローン(一本化)の具体例

たとえば以下の3つの会社から合計200万円の借金をしているとします。

 

・A社から70万円の借金(年利18%)の1ヵ月分の利息は「10356円」 (年間利息は12.6万円)
・B社から100万円の借金(年利15%)の1ヵ月の利息は「12328円」 (年間利息は15万円)
・C社から30万円の借金(年利15%)の1ヵ月の利息は「3698円」 (年間利息は4.5万円)

 

上記のケースでは合計200万円の借金をしており、1ヵ月分の利息は合計で26382円です。

 

この借金をすべて200万円の銀行のカードローン(年10%)にまとめた場合・・・
トータルの借り入れ金額(元本)は200万円と変わりませんが年利を10.0%ですから1ヵ月分の利息は16438円になります。

 

まとめる前は1ヵ月で26382円の利息が発生していたのが、一本化することで1ヵ月あたり16438円になるということです。つまりこのケースでは一本化することで1ヵ月あたりで9944円利息を節約できるようになる、ということです。

 

1ヵ月あたりでこれだけの額で、利息は当然毎月発生しますから、年間で考えるともっと大きな額を節約できるようになります。

 

銀行カードローンはどこを申し込めばよい?審査の甘いおまとめローンについて

やはり都市銀行が一番よいと思います。利用額を高くすれば年利は低くなりますし、コンビニから手軽に利用ができます。

 

申し込みもインターネットから可能です。大手の銀行はサービスが充実しており、安心感があります。セキュリティーの面でもしっかりしています。

 

都市銀行で、おまとめローンとして利用するなら三井住友銀行カードローンが最有力です。理由は、三井住友銀行の保証会社であるSMBCコンシューマーファイナンスがおまとめローンの融資ノウハウをしっかりと持っているからです。

 

おまとめローンの審査が甘い、厳しいは保証会社が肝となっています。おまとめローンの融資ノウハウに乏しく、消極的な保証会社は審査が厳しく、避けた方がよいです。

 

SMBCコンシューマーファイナンスを保証会社として利用している三井住友銀行カードローンは、おまとめローンの審査に強いカードローンと言えます。

 

おまとめローンとして銀行のカードローンを利用するなら三井住友銀行がよいでしょう。三井住友の銀行口座を持っていなくても申し込みが可能です。

 

代表的なおまとめローン(フリーローン)の年利と審査の甘さを比較

※利用限度額を200万円に設定した場合

銀行名(サービス名) 年利 審査
三井住友銀行カードローン 年8.0%〜10.0% とても甘い
住信SBIネット銀行カードローン(スタンダード) 年8.89% 甘い
楽天銀行スーパーローン 年6.9%〜14.5% 厳しい
オリックス銀行カードローン 年5.0%〜12.8% 厳しい
イオン銀行カードローン 年5.8%〜11.8% 厳しい
スルガ銀行カードローン 年7.0%〜14.9 % 厳しい
みずほ銀行カードローン 年9.0% 厳しい
アコムおまとめローン 年7.70%〜15.00% とても甘い

審査が甘いのは三井住友銀行とアコムです。この2つは保証会社がおまとめローンの融資ノウハウをしっかりと持っているため緩いです。

 

ただ、アコムの場合は年利が高いため、おまとめしたことになるのか疑問です。次に甘いのが住信SBIネット銀行です。それ以外の銀行は保証会社がおまとめローンの融資に消極的で審査は厳しいです。利息も決して低くはありません。

 

ちなみに三井住友は、正式にはおまとめローンではなくフリーローンです。フリーローンとして借り換えだろうが何だろうが自由に利用していいということです。おまとめローンとしての利用にも寛容です。銀行口座を持っていなくても申し込みが可。

 

一本化の流れ

@審査を申し込む
都市銀行(三井住友銀行やみずほ)や地方銀行でそれぞれカードローンサービスがあります。それらのサービスで金利が安く通りやすいカードローンの審査を受けます。審査は多くの銀行でインターネットから申し込みが可能です。

 

申し込みには「勤務先を正確に入力」し、「本人確認書(運転免許証や保険証等)」と「収入証明書(源泉徴収票や確定申告書、給与明細書、所得証明書等)」を提出します。
利用限度額は200万円以上が好ましいです。

 

意外に多いのが、書類の記入漏れや虚偽記載による審査落ちです。うっかり必要事項を空欄にしてしまったり、 見栄を張って収入を多めに申告したりすることのないよう、書類はきっちりと正しく記入した上で提出しましょう。

 

A借りたお金で今までの借金を返済する
銀行からまとまったお金が借りれたら、そのお金で今まで借りていた借金を一括返済します。
もし分割払いやショッピング枠でのリボ払いに設定している借金がある時は、その会社に直接電話をして「残高を全額繰り上げ返済したい」と伝えれば、リボ払いであろうと一括で繰り上げ返済ができます。
リボ払いは特に利息が多く発生する借金なので優先的に全額繰り上げ返済した方がよいです。

 

B銀行のカードローン以外の借金の枠をとじる
空いた枠で借金をしないように、一本化した借金以外はすぐに解約しましょう。クレジットカードも解約してしまいます。
カードを持っていないと不便な場合は楽天VISAデビットカードを代わりに持つようにします。

 

C一本化した銀行の借金を月々返済していく
残る借金は一本化した銀行のカードローンだけになります。あとはこの借金を月々返済していきます。返済方法を「銀行口座から自動引き落とし」にしておけば、口座にお金を入れておけば自動で返済が可能です。

 

借金というのは返済期間が長ければ長いほど、返済額が毎月少なければ少ないほど支払い総額は多くなります。ですから、まとまった収入が入った時はこまめに繰り上げ返済をしていきます。

 

 

銀行のカードローンの申し込みをしたことが周囲にバレない?

やはり借金をしていることは周囲の人には知られたくないものです。家族や恋人に内緒で借金をしているケースや会社には借金は知られたくないケースがあると思います。

 

銀行のカードローンは家族や会社に申し込みをしたことがバレてしまうのか?という疑問ですが、知られることはありません。銀行の方もそのような利用者のニーズに対してしっかりと対応しています。

 

審査を申し込むと「本人確認の電話」と「在籍確認の電話」があります。本人確認の電話は携帯電話を登録しておけばそちらに電話をかけてくれます。

 

在籍確認の電話ですが、会社確認等もバレないようにしてくれます。個人名で電話をかけてくるので職場の人にばれることはありません。利用明細については「自宅への郵送」をするかしないか選択ができます。WEBサービスを利用すれば、自宅に郵送されなくなります。

 

カードの受け取りに関しても、実際に窓口等に行っておけば直接受け取ることができるので、自宅への郵送を防ぐことができます。

 

おまとめローンと任意整理

おまとめローンと任意整理ではどちらが良いのか?

任意整理とは、弁護士や司法書士に債務者と債権者との間に入ってもらい、リーズナブルな返済計画を立ててもらう手続きです。任意整理をすることで、和解成立後は利息は一切発生しないようになり、今ある借金を単純に36分割し、3年計画で毎月返済していきます。

 

利息は停止しますから、返済する額がそのまま残高から引かれていきます。計画通り返済できたら完済となります。おまとめローンは銀行の低金利な借金によって年利を下げることができるのに対し、任意整理では利息は停止します。つまり年利は0%になるということです。

 

弁護士や司法書士に依頼しないといけませんから、費用がかかります。任意整理をするのに1社あたり4万円〜5万円費用が必要です。ですから、費用に対してちゃんと効果のある借金だけ絞って任意整理をするようにします。

 

和解成立後は返済プランが立てられ、毎月返済額が決まっています。そのプラン通り毎月返済すればよいだけなので明確です。任意整理は家族にすら知られずに手続きができます。

 

デメリットとしては信用情報期間に事故情報が5年〜8年間登録されます。この情報は貸金業者が顧客の信用調査のためだけに使うデータで、一般の方が見ることはできません。

 

ただし、審査の時に必ずチェックされる情報なので、このデータが登録されている期間は新たな借金が作れなくなります。

 

消費者金融もクレジットカードも車や住宅ローンも、この期間は新規申し込みができません。ただしおまとめローンをするかどうかまで借金に苦しめられたのですから、この期間は借金と無縁の生活習慣を手に入れる大事な期間だと考える必要があるかもしれません。

 

おまとめローンでは信用情報に傷がつきません。ここが大きなおまとめローンと任意整理の違いになります。

 

任意整理の具体例

たとえば以下の3つの借金を任意整理する場合

 

・消費者金融A 80万円(年利18%)
・消費者金融B 50万円(年利18%)
・クレジットカード(リボ払い) 30万円(年利15%)

 

借金総額は180万円です。これに任意整理にかかる弁護士費用15万円(5万円×3社)を足して、合計195万円になります。

 

3年の36回払いで任意整理する場合、1か月の返済額は約5万4千円になります。この返済額を3年間毎月返済すれば完済となります。4年の46回払いで任意整理する場合は1か月の返済額は約4万になります。この返済額を4年間毎月返済すれば完済となります。

 

任意整理の弁護士費用ですが、これは任意整理の手続き期間中は借金の返済が止まりますから、その返済が止まっている3カ月〜半年の間に毎月積み立てていくケースがあります。

 

完全後払いで、弁護士費用と借金の元本を合わせて月々返済していく事務所もあります。たとえば任意整理の対象が4社〜5社など多い場合は割引きになるケースもあります。それぞれ事務所によって支払い方法は異なりますから最初に確認しておきましょう。

 

任意整理をすると貸金業者からの取り立ては完全に止まり、手続き中は借金の返済をする必要がなくなります。返済ができなくなったなど緊急性がある時はすぐに弁護士に相談するとよいです

 

借金返済を一本化して利息を減らす方法まとめ

現在継続した収入があり、年利さえ下げれば借金返済がしている方はおまとめローンを利用するのがよいです。おまとめローンでは信用情報を傷つけることはありません。

 

消費者金融やキャッシング、ショッピングの借金の年利15%〜18%が、銀行のカードローンに一本化することで年利8%〜10%になります。

 

審査を受ける価値は十分あるのですが、銀行のカードローンは審査が厳しいので、受からないことの方が多いと認識しておく必要があります。また、銀行のカードローンを使うと年収の1/3を超えて借りれてしまうため、おまとめローンが借金地獄への入口となってしまうケースがあります。これ以上は借金しないんだという覚悟が必要です。

 

一方任意整理は利息を一切発生しない状態で3年〜5年での分割返済が可能です。費用は1社あたり4万円〜5万円です。まとめて任意整理すると割引きがあります。

 

任意整理をした方がはるかに支払い総額は少なく済みますし、返済のプランも立ちやすいです。ただし任意整理後5年〜8年は信用情報が傷つきます。これが唯一のデメリットです。
おまとめローンでは借金問題が解決しない時は任意整理を検討する必要があります。

 

個人的な考えとしては、一本化を考えるまでに至った場合、自力で返済もしくては任意整理で一度借金整理をして立て直しをした方がよいと思います。